スクール水着の種類

1.旧タイプ(スカート型)

腰の部分に特徴があるタイプで、スカートのように見える事から 「スカート型」とも呼ばれています。 脇の下から股間にかけての縫い目も特徴の1つです。 昭和40年頃〜60年(1965年〜1985年)頃くらいまで、 スクール水着と言えばこのタイプでした。
主にナイロン100%、ポリエステル100%を ウーリーナイロンをジャージ、トリコット、あるいはエラスツイル編したもので、 厚ぼったい感じがします。 手触りは、ナイロン100%、あるいはポリエステル100%のブルマと さほど変わりません。
スクール水着とは、学校指定の水着の事を指しますが、 狭い意味ではこのタイプの水着の事に限定されます。 このタイプについては、後程詳しく説明します。

2.新タイプ(ストレート型)

昭和60年(1985年)頃から現れたタイプで、 旧タイプのスカート部分がなくなり、すっきりした形になったものです。 旧タイプのスクール水着に対して「ストレート型」と呼ばれています。 また、ナイロン+ポリウレタンや、ポリエステル+ポリウレタンなど、 伸縮性に富んだ素材で作られるようになりました。 生地の編み方も、ツーウェイトリコットが採用されるようになり、 大変伸縮性に富み、体にフィットするようになっています。 旧タイプに比べると、生地が若干薄くなり、手触りもスベスベした感じです。
また、肩ひもの形状にも改良が加えられ、肩に負担がかかりづらく、 ずり落ちにくくなっています。

3.競泳タイプ

新タイプと同じ頃に現れたタイプで、 ナイロン+ポリウレタンや、ポリエステル+ポリウレタンなどの 伸縮性に富んだ薄い生地でできています。 また、肩ひももゴムひもになっています。 このタイプの水着は、乳首が透けたり、体の凹凸がはっきりわかってしまいます。

4.スパッツタイプ(オールインワン型/スクェアカット)

2000年に入ってから登場したタイプで、 オールインワン型とか、スクェアカットと呼ばれる形状の水着です。 太股を覆ってしまう形状で、まるで大昔の水着のようです。 また、生地面積が広くなる分高価だが着用する者が多くなってきている。
女子の「脚の付け根を見られて恥ずかしい」などの声に応えるもので、 女子の受けはおおむね良いそうです。 まだ採用している学校はほとんどありませんが、 今後広まっていくのでしょう。

5.スカートタイプ

2000年代頃になって登場。ボトムス部分にミニスカート様の飾り布をつけた形状としたタイプ。飾り布は脱着ができる製品とできない製品が存在する。ワンピース型の他にトップとボトムを分割しセパレーツ型としたタイプも登場している。
スカートを着けることによって、スカート部分の体型が目立たない。大人のファッションに影響されて、着用する者が多くなってきているものの、スカートが肌に密着していないため水の抵抗が大きくなって泳ぎにくくなることから、着用できない学校もある。

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